熊野詣において湯垢離場として栄えた日本最古の湯と言われている湯の峰温泉
湯の峰温泉は四世紀ごろに熊野の国造、大阿刀足尼(おおあとのすくね)によって発見され、後に歴代上皇の熊野御幸によってその名が広く知られる様になりました。
開湯1800年。
日本最古の湯と言われ愛される湯の峰温泉は、今も昔ながらの温泉情緒を残し、湯の町の風情を感じる事が出来ます。古の人々は熊野詣の旅の途中、湯の峰で湯垢離を行い、聖地での禊ぎと旅の疲れを癒しました。
日によって七回も湯の色が変化するといわれている天然温泉の岩風呂「つぼ湯」は参詣道の一部として世界遺産に登録されています。
湯の峰温泉公衆浴場と併せてお楽しみいただけます。
周辺には、九十九王子のひとつである湯峯王子や、小栗判官伝説の史跡などみどころが各所にあります!
川沿いには湯筒があり、ゴポゴポと湧き出る90度の温泉で、卵や野菜を茹でて楽しむ事が出来ます。(6:00~21:00、卵と野菜は土産物店等で購入することができます。)
一遍上人ゆかりの地
熊野と深い関わりのある宗派として、13世紀の末、一遍という人物が熊野参詣の際に熊野権現から神託を受けて悟りを開き広めた「時宗」があります。
神託を受けて以降、16年間の全国を歩く布教活動を行った一遍上人でしたが、臨終にあたって一切の記録や経典を焼き捨てた事でも有名になっています。また、一遍上人は生涯自分の寺を持たず、漂白の身でありました。
湯の峰温泉には、熊野本宮大社での百日の行の末に霊験を得た一遍上人が経文を爪で刻み込んだと伝わる岩「一遍上人名号碑」(爪書き岩とも云われています)があります。
小栗判官と照手姫伝説
餓鬼阿弥の姿となり死の淵を彷徨う小栗判官が照手姫の助けを借り、湯の峰に達し、その湯に浸かって体を癒したという有名な「小栗判官と照手姫伝説」があります。
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